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先日は、またマニアックな本に出会ってしまいました…

一見、ありがちな昔話の表紙です。
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インターネットのレビューにもほとんど出てこないこの本は、
戦後間もない1947年、ギアシャフトが外れて坂道を暴走し始めた
バスの下に21歳の車掌が自ら飛び込んで輪止めになり、殉職した
お話です。自分はこの件は初めて知りました。

事件の詳細はこちらにあります。

伝えたいふるさとの100話
長崎県時津町(とぎつちょう)
乗客の命を救わなければ・・・自らの体を投げ出してバスを止めた車掌 鬼塚道男

いまどきそんな美談…とか、
「塩狩峠」みたいに宗教を押しつけられても…と
ドンビキされそうですが、少なくとも宗教は関係ないです。
敗戦が色濃くなってきた頃の、その車掌さんなりの苦悩もありましたが、
それもバスの前に身を投げ出したこととは無関係のような気もします。

事故後、バス会社からはわずかばかりの弔慰金が出ました。
もし車掌が自分を犠牲にして身を投げ出さなかったら、
もっと大きな事故になり、多くの方が亡くなったかもしれません。

しかし、道男さんのお母様は強く要求しませんでした。
そのまま事故が忘れ去られようとしていたところ、
新聞記者が記事にしたりTVで報道して後世へ伝えました。

当時の新聞記者は熱意のある方々でした。

そして27年経ってやっと、バス会社はお地蔵さまを建立してくれました。

「殉死、とかいってまた死を美化する」と、敏感な◯◯市民のような方々から
ご指摘受けそうですが、あとがきには、
「愛」とは、1993年発行当時の高校生たちが軽く考えてしまうような、
そういうかんたんなものではない、と記載があります。

さらに、「愛のない◯◯はしてはならない」と、
こちらがハズカシくなってしまうことも書いてあります。

決して「死ね」とか「英雄になれ」と諭しているのではありません。


ところで、本というのは人との出会いと同じで、
ある日突然、目の前に現れた際には、きっとなにか意味があります。
思いきって手にとると、自分が悩んでいることに対しての
明確な答えが出るかもしれません。

書店やインターネットで本を購入する際、
よくベストセラーや売り上げ上位を参考にして
本を購入される場合が多いと存じます。
自分も過去はそうでした。

ところが、2009年にはこんなことがありました。
今もたまにそういうことがありますが、
他人の創作物(画像なども含む)を盗用するとは、
著者やクリエイターとしては、ごく基本的にあってはならないことです。
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人を欺くようなことをしても、いつかは露見します。
人をバカにするような商売をすると、
あとで必ず大きなツケが回ってきます。

「ベストセラー」に惑わされず、出会いを信じて、
埋もれている名作を探していただきたいです。