整理していたら、自分が幼少時に遊んだ
「犬棒かるた」
が出てきました。
1103-1

改めて見ると、戒め的な内容ばかりで、
遊んでいるうちに自然と道徳が身について
いくようになっています。

特に身に染みた内容のかるたをご紹介します。
意味は手元の「昭文社 故事ことわざ辞典」
(昭和53/1978年発行)から引用します。

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「過ぎたるは(猶:なお)及ばざるがごとし」
1103-2

【意味】
程度を越すことは不十分と同様で好ましくない。
物事は可なく不可なく中正であるのがよい。
度が過ぎれば害になるということ。

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「理屈と膏薬は何処へでもつく」
1103-3

【意味】
膏薬が体のどこにでもくっつくように、
理屈もつけようと思えば何にでもつけられる。
膏薬=外傷用の塗り薬

筆文字を書かせていただきます 筆で日本人の心を表現いたします。

「三遍回って煙草にしょ」
1103-5

【意味】
見回りなどをする場合、一休みする前に三遍見回って
手落ちがないかを確かめる。仕事を気を抜かずに
細かいところまで念を入れて行う。

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「得手に帆をあげ」
1103-6

【意味】
帆を上げても、船が走るか走らないかは
風次第である。
追い風をとらえてうまくそれに乗っていくと
絶好の帆走ができる。
機会をうまくつかんで自分の得意とすることを
十分に発揮すること。


特に最後は本田宗一郎氏の著書
『得手に帆あげて』を思い出された方も
多いでしょう。
絶好の機会を逃してはいけない
「あとで」はない。


「◯◯をしてはいけない」
と一方的に押しつけるのではなく、
こういうことをしたらこうなるよ、
とやさしくわかりやすく、
絵と文字で諭していく「かるた」。

ひさびさに眺めた犬棒かるたで、
あらためて先人の方々の賢さを
思い知らされるのでした。
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