作業や雑用の合間に読む
故事ことわざ辞典
(昭文社、昭和53:1978年発行)
がなかなか濃い内容になっております。

困ったことがあったら思い出せるように
戒めを短い文にまとめて後につなげよう、

という先人の方々の賢さ、
優しさには頭が下がります。

先日はなかなか厳しい、的を得た
ことわざと出会いました。

「詩を作るより田を作れ」

なんとわかりやすい、
単刀直入な戒めでしょうか。

文字通り、

「実生活に直接に利益をもたらさないことを
するよりも、実益となることをせよ」

という意味です。
冷たく突き放したように見えて、
とても愛情のこもったことわざと
感じましたがいかがでしょうか。

その感動を絵で表現してみました。
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手作りロゴ、アイコン、イラストを製作いたします 真剣にお仕事や将来と向き合うみなさまのお手伝いをいたします。

またその反対の語句として並んでいたのは、
「人はパンのみにて生くるにあらず」
キリストの教えだそうです。

人種や文化の違いがよくわかりますが、現実には、
パンを作って食べなければ
詩を作ることもできません。



ところで「田を作る」のは
それほど簡単ではありませんが、
畑を作るのは全く不可能ではありません。

近所の方がダイソーで買って植えた
種が発芽、成長して大量に実をつけた、
と聞いたので、自分も真似して
プランターに植えてみました。

2個で110円(税込)です。
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種の生産国は、わすれな草はオランダ、
チンゲンサイはイタリアとワールドワイドです。
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この他にもほうれん草を植えました。

それらがなんと数日後、発芽しました。
上がチンゲンサイ、下がほうれん草です。
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ゴミと間違って捨てられてもおかしくない、
小さな小さな頼りない種子が、
力強く青い葉を広げるのを見るのは、
意外と感動します。

花もそうですが、
元気を分けられた気がいたします。

ただし種子はそれだけでは発芽しません。
その他に必要なのが最低でも

土、畑がなければプランター、肥料、
掘り起こす工具(スコップなど)、手袋、
長靴、日光、水

などです。
100円では終わらないのです。

そして発芽後は、
害虫などが近づかないように
虫除けスプレー(野菜や花に影響のないもの)
などで世話をする必要があります。
犬や猫ほどではありませんが
面倒を見なければ発芽や成長はしません。

たまに野菜はタダでもらえる、
と信じている方々もいらっしゃいますが、
一度は野菜や花を種子から育てると、
生産農家の方々の苦労が理解できて
良い経験になるのでお勧めしたいです。
土をいじるのもなにげに楽しい作業です。