駅前広場のオブジェについて
個人的な感想です。

秦野駅の南口には巨大な
美術作品があります。
年中太陽と風雨にさらされて、
かといって
誰かが汚れを落とすわけでもなく
ずっとそこにあります。
th_040514
製作背景はもちろんあるのでしょうが、
パッと見た感じはどういう意味なのか
自分にはさっぱりわからない。

この美術作品を見るたびに、
たまたま初めて秦野駅に降り立った
方々が、
「もう一度秦野に来よう」
という気になるのか不安になります。

自分は幼少時、
箱根の「彫刻の森美術館」に
複数回連れて行ってもらったことがあり、
多くの作品を目の前にして、
知識も教養もない状態でも、
「これは美しい」「ステキ」
という感情が湧いたことを覚えています。

美術作品を否定するわけではありませんが、
無料でも
(実際には、製作・設置他全ては
税金で賄われました)
心を打たない、というのは
根本的に彫刻の森の作品たちとは
異なる気がいたします。

有名な作者、と言われても
自分は知らない方です。
縁がないから出会うこともない。

ある日いきなり作品の作者に
「これはこういう意味だから」
と無理矢理説得されたとしても、
改めて心を打つのか疑問です。

一部の方々に絶大な支持を受けたとしても、
それを他人に無理矢理押し付けるのは
あってはならないことと感じます。

市内には前任の市長のおかげか、
美術作品が複数設置されています。

相模の武将・波多野氏の居城
波多野城址をもっと前面に押し出して
迫力ある銅像でも置いていただいた方が
通勤・通学の方々、登山やツーリングで
降り立った方々の心を打つ気がいたします。